『イラストで読む建築 日本の水族館 五十三次』
水族館は、大量の水を保持し、生物の生命を預かるという特殊な施設であると同時に、技術の進歩や関係者の努力と工夫とともに進化を続ける「生きた建築空間」でもあります。しかし既存の水族館ガイドをめくってみても、建築やデザインについてはほとんど触れられていないのが現状。美術館や博物館、図書館などに比べると、建築的視点で語られることはあまりありませんでした。そこで建築イラストで人気の著者が「ないのなら自分で作ろう」と作り上げたのが本書です。自らの足で全国の水族館を訪れ、その中から厳選した53件を掲載。建物の外観のみならず、普段は見ることが難しい水槽内部のしくみを図解するなど、建築的視点から水族館の見どころを伝えます。水族館は地域ごとにパート分けをして紹介。「サンシャイン水族館」(東京都豊島区)や「すみだ水族館」(東京都墨田区)といった東京の有名水族館から、北は「北の大地水族館」(北海道北見市)、南は「沖縄美ら海水族館」(沖縄県本部町)まで、全国各地の魅力的な水族館について、オールカラーのイラストと豊富なテキストでわかりやすく解説しています。また「水槽の海水は塩を入れて作るの?」や「継ぎ目のない水槽はどう作る?」といった素朴な疑問に水族館の企画・設計のプロが答えるページも。水族館が2倍楽しくなること間違いなしの一冊です。
『日本の美しい水族館』
本書は、幻想的な水族館の写真がSNSを中心に支持されている著者が、全国44の水族館を撮り下ろし写真で紹介した、空間美を楽しむ新しい水族館ガイド。圧倒的な美しさと臨場感あふれる写真で、水族館の“幻想的な雰囲気”を存分に伝えながら、各種水槽や建物、順路などの造り、コンセプトの面白さを解説します。関東では、最先端技術で見せるエンターテインメント都市型水族館「マクセル アクアパーク品川」(東京都港区)や多種多様な水中景観が楽しめる「横浜・八景島シーパラダイス」(神奈川県横浜市)、海の生き物のダイナミックな姿を見せつける「鴨川シーワールド」(千葉県鴨川市)などがラインアップ。その他、関西、北海道・東北、中部・北陸、中国・四国、九州・沖縄とその土地を代表する魅力的な水族館が登場し、これまで知らなかった水族館にも行ってみたくなることでしょう。それぞれの水族館でしか見られない珍しい生き物の紹介だけでなく、昇降するエレベーターの中から見える外洋大水槽、空飛ぶペンギンやイルカと遊べる浮島、水面から眺めるジンベイザメなど、ユニークな展示方法も多数紹介。来館者を楽しませようとする関係者のアイデアと努力にも脱帽です。巻末に「全国水族館MAP」を収載しているので、水族館を次の旅の目的にしてみるのもおすすめ。その際はもちろん、本書の持参をお忘れなく。






