平成29年度 2級建築施工管理技術検定 学科のみ試験(前期) 総評

出題の特徴

◎ 今年度から学科試験が年2回に変更。前期試験の受検種別は「建築のみ」、総問題数は「65問」であった

◎ 例年と同程度の過去問からの出題があったが、その中でも過去1度しか出題されていない問題や、過去に出題されているものの言い回しを変えている問題が目立った

昨年度の建設業法改正に伴う内容の出題と、標準仕様書の規定改定(再生骨材H)が早くも出題

◎ 環境を配慮した『解体工事』に関する出題が、単独で1問出題

1級建築施工管理技士 学科試験の過去問からの出題が目立った

【建築学等・法規・施工管理法】No.1〜35(28問解答)

各種構造(No.4〜No.8)においては、過去出題の言い回しを変えた出題が多く、難しいと感じた受験生が多かったと推察されます。単なる丸暗記ではなく、原理・原則を理解できていないと対応できない内容でした。
建築材料(No.11〜No.14)、施工共通(No.15〜No.17)においては、過去問の中でも難易度の高い出題が目立ち、出題内容の正確な理解が問われました。
法規(No.18〜No.25)においては、昨年度の建設業法改正に伴う出題があり、近年の国の施策を意識した問題と推察されます。現場の施工管理者として、法改正の速やかな対応が求められていると推察されます。

過去出題の構造:難易度の高い発展系の問題

今年度学科本試験No.4−4
〔No.4〕木造在来軸組構法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
4. 構造耐力上必要な筋かいを入れた軸組の長さは、各階の床面積が同じならば、2階の方が1階より大きくなる。 ×

H26年学科本試験No.4-2
〔No.4〕木造在来軸組構法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
2. 地震力に対して有効な耐力壁の必要長さは、各階の床面積が同じ2階建であれば、1、2階とも同じである。 ×

過去問から言い回しを変えた、難易度の高い出題でした。

建設業法:改正新規

今年度学科本試験No.21-3
〔No.21〕建設工事現場に配置する技術者に関する記述として「建設業法」上、誤っているものはどれか。
3.発注者から直接建築一式工事を請け負った建設業者は、 下請契約の総額が6,000万円未満の下請契約を締結して工事を施工する場合、工事現場に主任技術者を置かなければならない。 

建設業法改正に伴う数値を問う出題でした。

【躯体工事】No.36〜50(6問解答)

躯体工事においては、 半数以上が初出題で、その中でも1級建築施工管理技士 学科試験の過去問が目立ちました。 また、解体工事に関する問題(No.50)が単独で1問出題され、この出題は環境への配慮を意識した、昨年度の建設業法改定(解体工事業の新設)に伴った出題であったと推察されます。躯体工事については、正しい受験対策を行い、確実に正解できる問題を多くつくることが重要であったと言えます。

公共建築工事標準仕様書:規定の改定

今年度学科本試験No.44
〔No.44〕日本工業規格(JIS)において、レディーミクストコンクリート用骨材として、規定されていないものはどれか。
1.溶融スラグ骨材  ×
2.砕石
3.再生骨材H
4.高炉スラグ骨材

平成28年度に改訂されたばかりの内容が、早くも出題されました。

解体工事:環境への配慮

今年度学科本試験No.44
〔No.50〕木造2階建住宅の解体工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1.解体作業に先立ち、各種設備機器の停止及び給水、ガス、電力、通信の供給が停止していることを確認した。
2.作業の効率を高めるため、障子、ふすま、ドア等の建具は、1階部分から撤去した。
3.蛍光ランプは、窓ガラスと共に専用のコンテナ容器内で破砕して、ガラス類として処分した。  ×
4.下地が木質であるモルタル系の外壁の解体には、バール、ハンマーを用いた。

【仕上げ工事】No.51〜65(6問解答)

仕上げ工事においては、初出題は多くなかったものの、 専門的で難しい問題が目立ちました。過去問からの出題でも『数値』を問う出題が多く、難しいと感じた受験生が多かったと推察されます。

学科試験全体として

全体的な難易度は例年並みと推察されますが、 『難易度の高い初出題』『1級建築施工管理技士の過去問』が目立ちました。
また、1級建築施工管理技士の学科試験と同様に新たに業務区分に追加された「解体工事」に関する問題が出題され、昨年度施行されたばかりの建設業法改正を意識した出題が印象的でした。合格に十分な得点を得るためには「最新の情報に基づいた受験対策を行うこと」、「得点しやすい問題を的確に選択できる力を十分につけること」が必要になります。

近年では1級・2級建築施工管理技士共通で出題される問題も多いので、早期に2級建築施工管理技士を取得し、受験資格があれば1級建築施工管理技士にチャレンジすることをお勧めします。

平成29年度 1級建築施工管理技術検定学科試験 合格実績

平成28年度 1級建築施工管理技術検定実地試験の合格実績

平成28年度 2級建築施工管理技術検定実地試験 合格実績

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